どーも、ソフトウェア開発者のりょーたです。
ずいぶん前に、職場の同僚と飲んでいて、「誰がやっても、ある程度同じ結果が出せるような仕組みを作りたい!」という話を熱く語られました。
そのときは、「誰がやっても……? そんなの無理だろー」とか思ってたんですが、その後家に帰ってから、その言葉が頭から離れない。
確かにこれは、相当痛いところを突かれたのかもしれない。
今まで、色んな人に仕事の進め方や成果物の作り方をレクチャーしてきたんですが、その方法がすべて「口伝」だったんですね。
案件の進め方のお作法から、技術的スキル、業務知識に至るまで、ありとあらゆるすべての情報が、上の立場の人間の頭の中に詰まっていて、それを口頭でレクチャーしている。
そして、ぼくを含む上の立場の人間は、担当者に対して大量の指摘をし、「忙しい、忙しい……」と何やら仕事をした気になっているんじゃ無いだろうか。
これはダメですね。給料泥棒と言われても、何も言い返せません。
そして、考えを進めていった結果、当面のぼくの目標を定めました。
それは、「徹底的な見える化と、徹底的な仕組み化」です。
まずは、案件の状況やアサイン状況、チームの体制、各メンバーのスキルレベルを見える化します。それも、エクセルのツールにして、常に楽に更新できるようにする。(叩き台を作成済)
そして、各成果物ごとの作り方と、レビューのやり方をチェックシートにして、誰でも一定以上の品質の成果物、レビューができるようにする。
また、そのチェックシート上に「指摘回数」という欄を設け、指摘するたびにそこに加算していくことで、降順にソートしたときに、ミスしやすい手順をランキング形式で蓄積することができる。
すべてのレビューが、全員にとっての資産になっていくような仕組み。
今まで、何度もレビューで指摘してきたようなことはそこを見れば粗方書いてあるので、再鑑時間の短縮、レビュー時間の短縮につながり、より有意義なレビューにできる。
また、無駄な稼働を抑え、赤字案件を減らすことができるため、人を増やしたり、体制構築がやりやすくなる。
また、配属したての人間でも、今までやっていたような「口頭で教わった手順を一度で覚えなさい」という無茶振りに応える必要がなくなり、担当者スキルの底上げにもつながる。
ここまでの結論を、例の職場の同僚にぶつけてみたところ、「え、それって開発管理の仕事でしょ」って。。
いやいや、勝手に人の心に火を付けておいて、勝手に冷めてんじゃねーよ、と。笑
そんなことを思った木曜日の帰り道でしたとさ。
コツコツがんばろーっと。