「『次へ』ボタン、『前へ』ボタンの長押しにより、早送り、巻き戻しができるようにしました!」 みなさん、どうもこんにちは! ハヤえもん開発者のりょーたでございます。ハヤえもんでは、もともとABループの画面に表示されている波形をタップすることにより再生位置を変えることができるんですが、早送りや巻き戻しという基本機能がなかったんですね。そこで、今回のアップデートでは、『前へ』ボタン、『次へ』ボタンを長押しすることにより、巻き戻し、早送りができるようにしました。今までご不便をおかけし申し訳ありませんでした。ぜひぜひ試してみてくださいね。【開発後記】先日、会社の同僚からの「嫁が妊娠しました!」という報告を受け、「安定期に入るまではまだみんなに公表するのはやめとこうね」とか色んな話をしてたんですね。で、色々話していくうち、自分の1人目の子供が生まれる前のことを思い出していました。当時の色んなことが鮮明に蘇ってきました。それで、なんか当時ミクシィに日記を書いた気がするなぁと思って、ミクシィにアクセスしてみたんですね。すると、ありました。ありました。当時の日記が。そもそもミクシィにアクセスするの自体、6年ぶりぐらいなんですけどね。こんな日記でした。『もう、何もかもおしまいだ 2011年12月31日 今日は、今年最後の日。なんとか無事におわったぜ。ぜぇぜぇ。。はぁはぁ。。今年ーー。本当に、本当に、本当に、いろんなことがあった。仕事もなかなか大変だったけど、本当に大変だったのは、プライベート。まず、7月に結婚すると同時に家を建てた。仕事が忙しい中で、結婚準備をしつつ、家の事を決めていくのは、自殺行為に等しかった。決めなければならない事が一向に減らない。いや、むしろ増え続けていく。あまりにも苦しくて、発狂しかけた。んきゃー!! それから、9月ーー。あの日の出来事は、生涯忘れないと思う。仕事をしていたら、嫁からメールが来た。「電話できるときある?」というメールだった。その日の前日ーー。大きなケンカをした。理由は覚えていない。些細なことだったように思う。大抵のケンカは、その日中に徹底的に話をし、解決する。それでもその日のケンカは、解決まで至ることができず、尾を引いた。そんな事があった次の日だったから、「電話できるときある?」というメールが来た時、ドキッとした。ケンカのことで、悩ませてしまったんじゃないだろうか。思い詰めてしまったんじゃないだろうか。そんなことを考えながら、昼の休憩中に電話をかけた。すると、まったく予想していなかったことを言われた。「いま病院にいるんだけどね。できたみたい」9月22日。あの日の感動は忘れられない。昼食から戻った後、同僚に「帰ります」と告げ、家に帰った。帰りの電車、涙が止まらなかった。がんばろう。仕事も家事もがんばろう。もっとがんばって、嫁の負担をできるかぎり減らそう。嫁と子供の人生を、守っていこう。頭の中で、ぐるぐる、ぐるぐると、そんなことを考えていた。それからは、本当に大変な毎日だった。妊娠を経験したことのあるすべての人へ。あんたはえらい! そう叫びたくなるほど、妊娠というのは大変なんだということを、思い知らされた。まず、妊娠が発覚していきなり、「妊娠した! わーい!」とはなれない。嫁の場合、気づいたのが早かったせいか、子宮内妊娠か子宮外妊娠か、その日の検査ではわからなかった。妊娠したのは確実だけど、本当に産めるかどうかは、まだわからない。とても、もどかしかった。次の週、検査に行ったところ、無事に子宮内妊娠だということが分かりホッとしたのも束の間、子宮内に出血があることがわかった。「このままだと流産の危険性があります。だから、絶対安静にしてください」と言われた。その日から、嫁をできるかぎり動かさないようにする生活が始まった。寝室ではなく、リビングに布団を敷き、そこで寝る生活。一日中寝て、毎日安静にしていたのに、なかなか出血は止まらなかった。そして少しずつ、少しずつ、つわりがひどくなっていった。家の母もすごく協力してくれた。しかし、嫁にとってはそれがプレッシャーにもなった。嫁は良く、「私はみんなに迷惑をかけてるだけだ」と言っていた。そしてある日、それが限界に達した。嫁に「もう私、実家に帰る」と言われた。仕事で疲れて帰ってくる俺を癒すこともできず、ただひたすら寝ていることしかできない無力感と申し訳なさとで苦しいから、しばらく実家に帰りたい、と。あの時、俺はそれに反対した。悔しかった。嫁と子供を守りたい。俺も、同じ苦しさを背負いたい。お腹の中にいるその子は、俺の子でもあるんだ。だから、苦しい気持ちも一緒に乗り越えていきたい。そんな気持ちでいっぱいだった。だから俺は、反対した。「その苦しさを一緒に背負わせてほしい」と話した。その日からは、本当にがんばった。俺は一人暮らしをしたことがない。だから、家事のスキルが極端に低い。そんな俺が、掃除や洗濯、料理をやった。その頃、嫁のつわりはピークを迎えた。つわりの症状というのは、不思議なことだらけだ。嫁は、毎日毎日、ひたすら吐きつづけた。そして、食べられるものがどんどん減っていった。大好きだったはずの白飯が食べられない。水が飲めない。油物全般ダメだけど、なぜかフライドポテトはいける。そして、『アイスの実』もいける。牛肉や豚肉はダメだけど、鳥肉は比較的いける。俺は、鳥肉と白菜を煮込み、ポン酢につけて食べるという料理ばかりを、毎日のように、作り続けた。しばらくして、嫁はそれすらも食べられなくなった。その頃、毎日のように点滴を受けていた。それからある日、トイレの時に、水が出た。まさか破水してしまったんじゃないか、とすぐに病院に行った。結果、破水はしていなかった。その代わり、「赤ちゃんにむくみがあり、ダウン症の可能性がある」と言われた。ダウン症ーー。聞き慣れないその言葉を理解することができず、家に帰ってから調べた。簡単に言うと、染色体異常により障害を持った子供が生まれてくるかもしれない、ということらしい。それをハッキリさせるためには、羊水検査という検査を受ける必要がある。ただし、数百人に1人程度は羊水検査をしたことによる副作用から流産を引き起こしてしまう可能性があるとのこと。決断を迫られた。実家の両親と俺と嫁で家族会議を開いた。うちの父親の意見はこうだった。「障害のある子供を育てていくっていうのは、本当に大変なことだと思う。だから、もし障害を持った子供なんだとしたら、俺は堕ろしたほうがいいと思う。お前たちはまだまだ若い。未来がある。だから、感傷的にならず、冷静にゆっくり少しずつ進んでいこう」 俺は、決められなかった。決めることができなかった。せっかくできた自分の子供を堕ろす。そんなことは考えたくもなかった。だから、俺はこう言った。「とりあえず、羊水検査をしよう。白黒はっきりさせよう」 検査の副作用による流産のおそれがある羊水検査。それでも、その検査を受けないわけにはいかなかった。12月12日ーー。その日は嫁の誕生日だった。嫁の誕生日に、羊水検査をすることになった。検査の内容は、無麻酔で子宮まで注射針を通し、羊水を抜き取る。そして、その羊水を検査するというものだ。「この検査が原因で流産したとしても、何の責任も問いません」というような書類にサインをした。ちなみに検査の費用は約7万円だった。検査は意外なほど、あっさりと終わった。「これが羊水ですよ」と、注射によって抜き取られた羊水を見せられた。おしっこのように黄色い色だった。40分ほどベッドで経過を見て、その後、エコー検査で赤ん坊の様子を見た。何度か嫁を産婦人科に連れて行ってはいたものの、いつも外で待たされていたので、実際の赤ん坊の様子をエコーで見たのは、それが初めてのことだ。手が動いてる……! 心臓が動いてる……! 感動したというよりも、俺はこわかった。直視することができなかった。それは、もし染色体異常の子供だった場合に、俺がくだす結論が「堕ろす」という選択肢かもしれないからだった。何やら、うしろめたくて、もどかしくて、直視できなかった。なんとか、産んであげたい。だって、もうこの子は生きてるじゃないか。こんなに一生懸命、動いてるじゃないか。強く、強く、そう感じた。羊水検査の結果が出るのは、12月28日ということだった。検査をした次の日、仕事からの帰り、終電に乗っていると、嫁から電話がかかってきた。「大量に血が出て、私、どうしたらいいのか……」 嫁は泣いていた。もう、何もかもおしまいだ。検査の副作用で、子宮から血が出てしまったに違いない。ジェットコースターに乗ったあとみたいに、アルコールを大量に摂取したときのように、三半規管がおかしくなり、世界がまわった。もう、何もかもおしまいだ。そう思った』(続く) 文字数的に入らないので、2回に分けますね。続きは乞うご期待。さてさて、「ハヤえもんを100万人に届けたい」を合言葉に宣伝部長であるみなさんにハヤえもんを宣伝いただいているわけですが、例によって、現時点の累計ダウンロード数を発表したいと思います。現時点の累計ダウンロード数は、230,014人です。ついに23万人を突破しました! 夢の100万人まであと、769,986人! 引き続き、みんなで全世界に向けて宣伝していきましょう! それでは、Enjoy “Your” Music with Hayaemon!!
もう、何もかもおしまいだ(前編)
「効果音エフェクトの音量をカスタマイズできるようにしました!」 みなさん、どうもこんにちは! ハヤえもん開発者のりょーたです...