どうも、4回目のうめぼしです。
このカウントもうそろそろいいですか。いいですね。
正直言います。
私は楽器がめちゃくちゃ苦手です。ハヤえもんという音楽アプリに携わってるにもかかわらず、楽器に対する苦手意識を持ち続けたまま大人になりました。理由は二つあります。
一つ目は、人から何かを教わるのがめちゃくちゃ苦手。
あのー、幼稚園の頃だったと思うんですけど、親に連れられて、エレクトーンを習わされかけたことがあります。でも、椅子に座って両手を後ろに組んで、頑なに練習を拒否したらしいです。覚えてないんですけど。
とにかく、できないことに対する「恥ずかしい」って気持ちがすごく強かったんですね。しかも、人から教わるとなると、それを人前に晒し続けなくちゃいけない…地獄です。
加えて、幼稚園では「ピアニカ」という楽器を教材として全員でやらされましたね。別に自分で思い思いに吹く分には良かったのですが、ある時、先生とマンツーマンで演奏を披露しなきゃいけないテストみたいなのが個室であり、自分の順番がきて、震えながら泣きながらやったのをはっきりと覚えています。
そして、小学生の音楽の授業で扱われるソプラノリコーダー、中学生のアルトリコーダーですね。同様です。もうね、怖くて怖くて、震えが止まらないんです。真面目に練習したけど、そんな時間内で完成できないわけです。できない姿を強制的に晒されるのは、勘弁してほしいのです。
というわけで、楽器に対する恐怖心や苦手意識が完全に根付いてしまいました。
そして二つ目は、マルチタスクを要求されること。
これは一見楽器とは関係ないと思うんですが、ピアニカにしろリコーダーにしろ、とにかく私にとってはやることが多すぎて処理しきれないものでした。指の感覚と息の感覚、この二つを同時に要求されることによって、私の処理系は完全にさようならしました。
指、息、指、息!指!息!指!息!!!!!!!!
はい。さようなら。
そんなわけで、楽器に対するセンスは幼稚園の頃から今に至るまで、ずーっと諦めていたんですね。
でも、なぜか高校生の頃、異様に気になる楽器と出会いまして。
それが「ウクレレ」でした。
きっかけとかは今となっては全然記憶にないんですけど、当時ウクレレが好きになりすぎてウクレレについてネットで延々と調べたり、「昼休みの時間になるとウクレレを弾き語りしだす男子高校生のキャラクター」とか作って遊んでましたね。マイウクレレを愛しすぎてマイウクレレに指一本でも触れたらガチギレするユニークなキャラクターでした。いやぁどうでもいいですね。
でもこの時も買うまではいきませんでした。なぜなら当時私は家庭環境が悪化して、経済的にめちゃくちゃ厳しかったんですね。妄想の世界では完全にウクレレを弾きはじめてましたけど、現実世界との足並みが揃ってませんでした。
しかし、人生の歩みとともに少しずつ状況が変わってきます。
私が夫と結婚する前、何の話の流れか、ウクレレが出てきまして。「俺、鍵盤楽器とかは大嫌いだけど、楽器の中で唯一ウクレレだけはやりたいんだよね」とね、夫が言うんです。
いやいやいや、「それ、私じゃん」と。
なんなのそのピンポイントなシンクロニシティは!?と思いましてね。
それから、ある日夫が飲み会帰りでタクシーを使ったらしく、その時の運転手さんが「夫婦でウクレレやってるけど、良いよ。今お腹に赤ちゃんがいるんだけど、弾いてると、それに合わせて胎動も伝わってきて、良い感じだよ」という話をしてたそうなんですね。
なんとね、その時私も妊娠中でした。
なんなのそのピンポイントなシンクロニシティは????????
これは絶対にいつか必ずウクレレやるやつやん、とね、夫と話したのですが、それでもまだウクレレ購入に至りませんで。
最近になり、ハヤえもんと携わるようになってからというもの、音楽関係の方が周りに増えてきたんですね。周りって言ってもツイッターのフォロワーさんですけど。
特に私以外のハヤえもん開発陣は、みんな何かしらの楽器を通ってるので、それだけでもう私からしたらめちゃくちゃ尊敬に値するのです。
最近、けーくん(@hone1221)がハヤえもんUnix版の開発に乗り込んでくれてるんですけど、彼なんかトロンボーンをやってるらしいんです。それで、トロンボーン→ボーン→骨、というツイッターネームになってるんだそうで、開発者ネームはkboneっていうそうなんです。それでけーくんと呼ぶことにしたんですけど。
で、楽器をひたすら遠ざけて生きてきた私としては、トロンボーンとか全然わからない世界なわけです。さらにけーくんはギターも弾けるそうで、何度も言いますが、楽器をやってる全ての人は、私からしたらそれだけでもうめちゃくちゃ尊敬に値するのです。しかも、複数の楽器を扱えるとか、めっっっっちゃすごいやん、としか形容できないのです。想像を超える世界なわけです。
とまあそんな話をけーくんにしたら、「ギターなんて最初指痛いの我慢すれば誰でもできますよ」なんて言うじゃない?
ギター、良いよね〜〜〜〜、私も弦楽器の音色は好きなんだけど、非力だし手が小さいんだよね〜みたいな話をしたところですね。
りょーたさんの「うめちゃん、ウクレレどう?」という一言が。
またしてもピンポイントなシンクロニシティ(略)!!!!!!!!
いや確かに、弦楽器で手が小さくても手軽にできるってロジカルに考えたら、ウクレレになりますよね。
でもね、そういう話じゃないんです。りょーたさんは「うめちゃんの歌声にウクレレめっちゃ似合うよ!」って言ってくるわけです。待って。私なんかツイッターに上げた歌なんて
マルゲリータのピザ(作詞作曲うめぼし) pic.twitter.com/UFqwzEkSr5
— うめぼし@ハヤえもん×SUZURI新作登場!! (@UmeboshiKantaro) November 24, 2016
こんなのくらいしかなかったはずなのに。
なぜか私本人よりも、私とウクレレの相性に対して確信を持ってるわけです。あなた一体何者なの。
あー、これは、今買わないと一生ウクレレを回避しながら生きることになるんだ、と思ったので、もうすぐ買いました。りょーたさんが「僕ならAmazonでベストセラー1位の3990円のやつを買って、まあこれならハマらなくてもいいや、安いしって思うことにしてソッコーポチるかな!」と言うので、それ方式で買いました。
ついにね。歴史の扉を開いた。私の人生の中のウクレレ史が。
ウクレレが自宅に届いたのは、9月28日の事でした。
それから毎日ウクレレで音を鳴らしてますが、現時点で言える事。
ウクレレ、めっっっっちゃ楽しい!!!!!!!!
なんか分からんけど、チューニングしてるだけで楽しい。ドレミファソラシド鳴らしてるだけで楽しい。C押さえてストローク奏法とやらを練習してるだけで楽しい……………………!!!!
というわけで、「うめぼし、ウクレレはじめました」。
って締めようとしたらですね。
りょーたさんのこのツイート。
マルゲリータのピザが食
Eべたー
Bい
Eマルゲリータのピザが食
Eべたー
Bい
Eマルゲ
Aリータのピザが食
Eべたー
Bい
Eマルゲ
Aリータのピザが食
Eべたー
Bい
E— ハヤえもん開発王 りょーた(山内良太) (@ryota_yama) October 2, 2017
あのー。
これね。
えっと?
コード…????????
コード進行????????
開発しつつ、私のこのちんちくりんな鼻歌にコード進行をつけてくれるとか…????????
神なの????????????????
はい。
ではまずこれを弾き語りできるように、練習しますね。/(^o^)\
乞うご期待!!!!/(^o^)\