「どんぶらこっこ、すっこっこ」が気になりすぎて、気づいたら『擬音太郎』を書いていた件。(ハヤえもんAndroid版ver.1.70更新履歴)

アップデート内容

ふんぎゃー! いくつかの不具合を修正しました!

詳細

はいどーも! ハヤえもん開発者のりょーたです!

今回のアップデートでは、以下4点の不具合を修正しました!

(1)イコライザ画面でアプリが落ちる事があったのを修正。

(2)「ローカルに保存」メニューを選ぶと保存完了時に落ちる事があったのを修正。

(3)再生リスト画面でアプリが落ちる事があったのを修正。

(4)バックグラウンド再生をしているとアプリが落ちる事があったのを修正。

「まだ落ちるよ!」「ここも変だよ!」などお気づきの点がありましたら、ぜひぜひご連絡くださいね。

開発後記

突然ですが、僕、昔話って好きなんですよね。「むかーしむかし、あるところに」みたいなやつ。

子供たちを寝かしつける為に、桃太郎とかの昔話を読んだりしてるんですけど、読み聞かせをしてるこちら側もわりと楽しんでたりします。

昔話って、だいたい「むかーしむかし、あるところに」みたいな感じで始まるんですけど、お話は多種多様なんですよね。

『桃太郎』は桃から生まれた子供が鬼を退治しにいく話なんですけど、「どんぶらこっこ、すっこっこ」とかいう謎の擬音が出てくるんですよね。

これ、桃が流れる音ですよ。どんぶらこっこ、すっこっこ。すごくないですか? センスがヤバくないですか?

桃が「すーいすい」と流れてきました、とかだったらまだ分かるんですけど、「どんぶらこっこ、すっこっこ」って。

何がやねん、と。どこらへんが「すっこっこ」やねん、と。めちゃくちゃアブノーマルですよね。

こういう、謎の擬音だらけの昔話とかあったら楽しそうですよね。桃太郎の「どんぶらこっこ、すっこっこ」ぐらい謎の擬音が出てくる話って、僕はめぐりあった事が無いんですよ。

もうこうなったら、作りますか! 謎の擬音だらけのお話、作っちゃいますか!

というわけで、さっそく作りました。良く意味は分からないので、気持ちと時間に余裕のある方だけ読んでくれたら嬉しいです!

『擬音太郎』

むかーしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。

おじいさんとおばあさんには子供がおらず、「夢の中だけでも子供を育ててみたいなぁ」と毎日そんな話ばかりをしていました。

それでも見るのは、いつだって畑仕事やお風呂など、ふつうの夢ばかり。

2人は「せめて夢の中ぐらい! 夢の中ぐらい、子供を育てたいんじゃ!」としきりに言っていました。

そんなある日、おじいさんはついに夢の中で4歳ぐらいの男の子と出会います。

「こんにちは」とおじいさんが話しかけると、子供は言いました。

「ドカーン!」

今度は「お名前は?」と聞くと、子供はこう答えました。

「パチーン!」

おじいさんは思いました。

「何じゃこの子。擬音ばっかりじゃて」

夢から覚めたおじいさんは、夢と同じ男の子が目の前に座っている事に気付きました。

「おおお、おばあさーん!」

呼ばれたおばあさんは、おじいさんの元に駆けつけました。

「おばあさん! 擬音が……擬音の男の子が……夢の中の……ドカーン!」

わけの分からない事を言うおじいさんに、おばあさんは言いました。

「おじいさん? 落ち着いて?」

「だって、夢の中で、ドカーンとかパチーンとか、擬音が……!」

そんなおじいさんを完全に無視して、おばあさんは男の子に尋ねました。

「こんにちは。僕、お名前は?」

すると男の子は答えました。

「ドシーン!」

今度は、「どこから来たの?」と尋ねました。

「ヒューン!」

おばあさんは、言いました。

「おおお、おじいさーん! 何この子、擬音ばっかり……!」

「いやいやいや、だから言っとるでしょ! 擬音が……擬音が……!」

しかし、擬音ばっかりをしゃべるという事をのぞけば、とってもかわいらしい男の子。

2人は、「毎日子供を育てたいという願いを持った2人への、神さまからのプレゼントに違いない」という、たいへん都合のいい事を考えました。

そして、この子に「擬音太郎」という名前を付け、育てる事にしました。

2人は擬音太郎の事を、たいそうかわいがりました。

擬音太郎は5歳になっても、6歳になっても、言葉を覚えませんでした。

その代わりに、「ドーン!」などと擬音で話しかけると、「キャッキャッ」と嬉しそうに笑いました。

そして、10歳になる頃には、おじいさんとおばあさん、擬音太郎の3人は、完全に擬音で会話できるようになっていました。

「ドーン! ドーン!」

「ペチッペチッ!」

「ペンペンペンペン、ポンポンポーン!」

「ドカーン、ドカーン、ドカドカドカーン!」

「チョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロ!」

「ヒューン、ヒューン、ヒュワーン、シュワーン!」

「ポカーン! ポカーン! ポンポンポカーン!」

「ムニュッ! ムニュッ!」

「スパーン! スパーン!」

「プミューン! プミューン! プップププププ、プププププミューン!」

そんなある日、近所のいじわるじいさんが、家にやってきました。

「やぁ、ひさしぶりじゃのう」

「スパーン!」

「実は最近、魔法のツボってのを手に入れ……」

「ドドドドーン!」

「それを特別に、お主にゆずってやろ……」

「ピュヒュトーン!」

「じいさ……」

「ザッパーン! ドシドシザッパーン!」

「あ……」

「ピコピコペーン! ピコピコペーン!」

「お……」

「メソパーン! トリパーン!」

「なんじゃこいつ、わしゃもう帰る!」

「ヒチョーン! ペチョーン!」

こうして、おじいさん、おばあさん、擬音太郎の3人は近所のいじわるじいさんに騙される事もなく、幸せに暮らしましたとさ。

さてさて、「ハヤえもんを、ドカーンと楽しいアプリにして、ポポーンと100万人に届けたいんじゃ! どーん!」を合言葉に、毎日ニョキニョキと開発を進めています。

例によって、ヒニョーンとしたみなさんに現在の進捗状況をザッパーンとお伝えしたいと思います。

どーん! どーん! どんどんどどーん!

426,009人! なんと、426,009人! キャー! すごい! 来てる来てる!

あと少しやん! 100万人まで、あと少しやん!

シュルシュルと届けていこう? ムニャーンと開発していこう? スパーンとやっていこう?

それでは、エンジョーイドシーン、ユアドスーン、ミュージックドッパーン、ウィズシュパーン、ハヤえもんプヒーン、プヒーン、プヒプヒプヒーン!

めでたし、めでたし。

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