「ABループ画面にマーカー再生機能を追加しました!」 みなさんどうもこんにちは! ハヤえもん開発者のりょーたです。今回のアップデートでは、ABループ画面に「マーカー再生」という機能を追加しました。今までのABループではループの開始位置と終了位置のみを指定できましたが、このマーカー再生を使えば、いくつでもマーカーを付けておくことができます。耳コピや議事録作成、楽器やダンスの練習などにとても便利な機能なので、ぜひぜひ試してみてくださいね。【開発後記】前回、アップデート履歴に「情報量を増やせば増やすほど、想像力の入り込む余地がなくなるため、可能性が制限される。情報量を減らすと、想像力で補う必要があるため、無限の可能性が拡がる」という話を書きました。いや、厳密に言うと書いたつもりでした。しかし、これがビックリするぐらい伝わりませんでした。なぜなら、この話を伝わりやすくするためにぼくが出した話がいわゆる「下ネタ」だったからです。下ネタに対する拒絶反応で、レビューが荒れてしまいました。「ふざけんな」「女性や子供も見てんだぞ」「お前には倫理観ってものは無いのか」とお叱りを受けました。いやぁ、びっくり。そんな大した下ネタを書いたつもりはなかったんですけどね。「セックス」とかってキーワードを入れたのがまずかったのかな。たしかにぼくの倫理感では、公共の場だろうと何だろうと、セックスの話をするのは全然アリだと思っています。性教育上も大事なものですよね。セックスって。ぼくたちだって、親どうしがセックスしたからこそ生まれてきました。だからこそぼくは、むしろセックスの話はとても大事だと思っています。それで、こういうクレームに対していちいち反応して自粛していった結果、すごく無難になってしまったものをぼくは知っています。それは、「テレビ」です。「このあと、スタッフが美味しくいただきました」とか、「特殊な訓練を受けていますので、絶対にマネしないでください」とか、そういうテロップが出たりするのもクレーム対策ですよね。「うちの子がマネしたらどうするんですか!?」とか言うクレームをテレビ局に入れてくるような人がたくさんいた結果として、無難なテロップを入れておけという流れになっていったわけですよね。そんな電話をしてるヒマがあったら、ぜひとも保護者として、自分の子供にマネをさせたくないようなことがあるのであれば、マネをしないように教育してあげていただきたいものです。だって、クレームの流れがエスカレートしていったら、不倫や殺人が出てくるようなドラマなんて撮れませんし、不倫や殺人を話題にしたニュースだって流せませんよ。最終的には、テレビから流れるのは毎日ネコの映像だけになりますよ。どのチャンネルを付けても、流れてくるのは可愛くて平和なネコの映像だけ。ニャーン。で、そんな話はいいんです。そんな話は置いておいて、じゃあ前回の話を下ネタ抜きで語るとどうなるのか、というのを書いてみたいと思います。もう一度前回とまったく同じ話をします。今回は、セックス抜きで。結論から言うと、ぼくが話したかったのは、「情報量を増やせば増やすほど、想像力の入り込む余地がなくなるため、可能性が制限される。情報量を減らすと、想像力で補う必要があるため、無限の可能性が拡がる」という話でした。これ、映画と小説で例えると分かりやすいと思うんですね。映画というのは、映像や音をふんだんに使って世界観を表現します。想像力の入り込む余地が非常に少ないエンターテイメントだと言えるでしょう。反面、小説は違います。そこには文字情報しかないため、想像力の入り込む余地がたくさんあります。主人公はどんな姿をしているのか、どんな声をしているのか、どんな佇まいをしているのか、少ない文字情報から色んなことを想像する必要があります。そういう意味で、映画は受動的なエンターテイメント、小説は書き手と読み手の共同作業が必要になる能動的なエンターテイメントと言えるでしょう。映画の方が、何も考えず受動的に楽しむことができます。そして、VR(仮想現実)というのは映画をよりリアルにしたところに価値があります。あたかも、自分がその空間に入り込んでいるかのような錯覚を覚えるというのが最大のウリなわけです。つまり、そこには想像力が入り込む余地がさらに少なくなってきます。それはそれで非常に面白いジャンルだとは思うんですが、ぼくは「想像力が必要なエンターテイメント」というのも残した方がいいと思うんですね。そこで、例えば同じVRだとしても映像を無しにしてみる。音だけが聴こえるという状態にしてみる。すると、どうなるか。例えばホラーなんかだと、映像があるよりももっと怖い空間を演出できる可能性があります。左の方から、何やら低い吐息が聴こえる。「ハァー、ハァー」 左の方に顔を向けると今度は前から聴こえるようになる。「ハァー、ハァー」 映像が無いから誰の吐息なのか、さっぱり分からない。ただ、低くて荒い声なので、男性であることは確かだ。目の前で何も喋らず、ただ息をしている男性に、少しずつ恐怖心を抱きはじめる。できれば今すぐ逃げだしたい。ただ、逃げた瞬間に襲われてしまうかもしれない。身動きが取れない。すると、なにやらボソボソと話し声が聴こえてくる。耳を澄ませて聴くと、男の喋っている内容を少しだけ聴き取ることができる。……というような感じで、音だけで表現してやると、想像力で補う必要があるため、より怖い空間を演出できると思うんですね。これは何もホラーだけに言えることではなく、様々なジャンルに言えることです。というわけで、「情報量を増やせば増やすほど、想像力の入り込む余地がなくなるため、可能性が制限される。情報量を減らすと、想像力で補う必要があるため、無限の可能性が拡がる」という話でした。ありがとうございました。さてさて、「ハヤえもんを100万人に届けたい」プロジェクトですが、現在の進捗状況をお伝えしたいと思います。現在の累計ダウンロード数は、219,840人です。夢の100万人まであと780,160人! さあ、地道に近づいてきていますよ。最近は中国の方も結構ハヤえもんをダウンロードくださっているみたいです。皆さんもお知り合いなどにぜひぜひ拡めてあげてくださいね。それでは、Enjoy “Your” Music with Hayaemon!!
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