こんばんは! ハヤえもん開発者のりょーたです٩( ᐛ )و
それは、何気ないツイートから始まったんですね。
神パンツwww
神オムツで検索したらこいつが。 pic.twitter.com/gghy9c9n4X— 北島 健吾🎸ハヤエモニックギタリスト (@kengo1228) April 12, 2018
あ、間違えた。これじゃなくて、こっち。
とりあえずふわふわパンケーキ食べる
高いとこだけど
今割とバランスを崩してるから甘やかす!
で、帰ってギターする
曲はモチベーションがない!— airch (@airch_112358) April 4, 2018
そう、もともとはパンケーキを食べるって話だったんですよね。
そして、曲を作るモチベーションが湧かない、と。
これに対して僕はこんなリプライを付けました。
「甘やかす」とパンケーキの「甘さ」がかかっていてステキ。そうか、心が疲れてるときにパンケーキを食べることを甘やかすって言うんだな!
— ハヤえもん開発王 りょーた(山内良太) (@ryota_yama) April 4, 2018
そう、自分を甘やかしたい時に甘いものを食べるって、ステキだなーと思ったんですよね。
自分自身に甘いものを与える。
それこそが自分を甘やかすことにつながるのだ、と。
そもそも自分が一番、自分を甘やかしてあげたいですよねー。
何か難しいことを成し遂げた場合は、自分で自分を褒めてあげたり、つらいときは自分を甘やかしたり、そんな風に生きていきたいものです。
自分で自分を苦しめたくないと、僕はそう思ってます。
さて、airchさんが返してきたのがこんなリプ。
そう!甘いものは心のサプリでもあると思う、、食べ過ぎると毒だけどw
今のわたしには甘やかしがたりない!パンケーキ!!パンケーキ!!パンパンパンパンパンケーキ!!!←なんか始まった
— airch (@airch_112358) April 4, 2018
そう、いきなり始まったんです。
いきなり、パンケーキのラップが始まりました。
もうこの時点で、どつくパンツが完成するまでの道のりは出来ていたのかもしれない。
そう思わざるを得ないほど、唐突なパンケーキのラップでした。
曲はモチベーションが無かったはずなのに、パンケーキの歌ができた(*ノノ)笑
— ハヤえもん開発王 りょーた(山内良太) (@ryota_yama) April 4, 2018
どちらかというとボイパよりのパンケーキソング
ドッツクパンッ!!ッケー!!キッ!!
だめだ今日の私だめだ
— airch (@airch_112358) April 4, 2018
そう、本人は「今日の私だめだ」なんて言ってますけど、これ僕にとってはめちゃくちゃ面白かったんですよね。
ボイパとラップの中間に位置する、破裂音で構成された歌ができるんじゃないかって、そう思いました。
僕はそもそも誰にも何の話題にもされていないのに、1人でひたすらSiriラップなんてのを作っちゃうぐらい、言葉とリズムの関係ってのが面白いと思ってるんですね。
airchさんとはそれを共感し合えそうな気がする。
そんなairchさんが作ってくれた破裂音を元に構成されたラップ。
歌うしかない!
ラップなんて、ついこないだ『ウニのうた』で、はじめてやったぐらいで、カラオケとかでも一度たりともやったことないけど、やるしかない。
きっと楽しい。
そして、僕はこうリプライを送りました。
あ、やべー、歌おっかなwww
— ハヤえもん開発王 りょーた(山内良太) (@ryota_yama) April 4, 2018
wwwwwwwwwりょーたさん歌うなら作るwwwwwwwwww
— airch (@airch_112358) April 4, 2018
もうここからはairchの独壇場。
気づいたら夢中でパンツの曲作ってたけど
私はどこへ向かおうとしているの pic.twitter.com/T3HSbdGvvq— airch (@airch_112358) April 4, 2018
そこからの事は、もう夢中すぎて良く覚えてないんですね。
覚えているのは、「健吾、パンツのギター弾いてくれない?」とギタリストの北島健吾氏を巻き込んだ事。
真夜中に、連日「パーンツ!」と叫んでいた事。
いかに良いパンツの歌を作るか、airchさん、健吾さんと連日議論を重ねた事。
父親が連日「パーンツ!」と叫んでいるのを聴いた子供たちは、一体どんな気持ちなのかなと思っていた事。
そんな風にして、『どつくパンツ』はできました。
おまけ
この動画に出てくるオッサン何者なのかな?と思って、DMでairchさんに聞いたりしながら、色々想像を膨らましていたところ、気づくと小説を書いていました。
「もう一度この場所で、このパンツで会おう」
「もう一度この場所で、このパンツで会おう」
そんな約束をしてから10年。
長いようで、短かったな。
ついにこの約束を果たす時が来たんだ──。
俺は志多木守(したぎまもる)。今年で43歳になる。
今日は10年前に俺がした約束について話したいと思う。
これをお読みの方は、『どつくパンツ』を聴き終わった後だと思うから、さぞ疑問に思った事だろう。
なぜ俺が、あんなにもパンツの乾き待ちをしていたのか。
オッサンの俺がなぜ、おフランスからネットでポチったシルクのパンツにあんなにもこだわっていたのか。
それを全て説明したいと思う。
話は10年前に遡る──。
俺は33歳の誕生日を1週間後に控えていた。
「私、守の誕生日を祝いたい!」
好意を持っていた田中パンツからいきなりそんな事を言われたもんだから、俺は舞い上がっていた。
『俺の誕生日を祝いたいって、まさか田中さんって、俺の事……!?」
ただ、パンティーズのサブリーダーである田中に対し、俺は単なる平パンティの立場。
どう考えても釣り合うわけがない。
家に帰ると、俺は必死でグーグル先生に相談した。
検索キーワードは「パンツ 素敵」とか「パンツ 最高」だ。
田中と釣り合うだけのパンツを、急遽手に入れる必要があった。
そして、こだわりにこだわり抜いた結果、俺は見つけたんだ。
究極のパンツを……。
それが、例のパンツだ。
フランス製のシルクパンツ。
パッケージには、「大事を守るナイト」と書いてある。
一見、ダサい。
しかし、俺に迷いは無かった。
他のパンツを見た時に抱いた違和感は、そのパンツに出会った瞬間に全て吹き飛んだ。
気づくと俺は、購入ボタンをクリックしていた。
まあそんなこんなで、田中は俺のパンツを気に入ってくれて、「私、仕事の都合で10年間タイに行かないといけないの」的な感じで、例の約束をして、10年経って、田中と再会する前日、パンツが汚い事に気付いて、洗濯機に放り込んだままテンション上がってお酒を飲みまくって、誕生日当日、寝坊した事に気付いて例のパンツを探して、「あ、洗濯したんだった」って事に気付いて、パンツ干して乾き待ちだ!
まじどつく。早く乾けよ。