はじめに
20代最後の年、ぼくは家を建てました。
家を建てる過程で、家の見取図を書くところから、壁紙を決めたり、外構を考えたり、あらゆる過程に参加させてもらいました。
結果的に、満足のいく家づくりができたのですが、この過程は本当におもしろかったんですね。
なぜか。それは、家を建てる過程がソフトウェア開発とすごく似ていたからです。
まず、どんな家を建てたいかを考え、設計をする。そして、実際にそれを建てる。
この流れって、ソフトウェア開発そのものなんですよね。
いろいろ学ぶべきところがありました。
打合せが最重要
何度も何度も打合せをして、家のイメージを固めていきました。
外壁や壁紙などはパンフレットだけではなく、現物を見に行って、イメージにズレが無いようにしました。
ソフトウェア開発と同様、顧客とイメージを合わせることがとても重要なんですね。
アフターフォローの大切さ
家って、建ておわったらおしまいじゃないんですよね。
住んでみると、どうしても改善したい部分が出てくる。
ユーザーの不満をきちんと把握して、次のリフォームにつなげていくんですね。
これもソフトウェア開発者と同じだなぁ、と。
真摯にソフトウェアをつくろう
ソフトウェアって、形のないものなのでどんなことをして開発しているのかユーザーさんから分かりづらいんですね。
だからこそ、その過程を伝えたり、最終イメージをできるだけ早く伝えたり、認識にズレが無いように打合せを重ねたり、アフターフォローに気を配ったり、そういったことに力をそそぐべきだと気づかされました。
ユーザーの信頼を得て、仕事が成立するという意味では、ソフトウェア開発者も建築家もやっていることは同じです。
信頼できるソフトウェア開発者を目指して、今日もまたがんばりたいと思います。
おしまい。