電池切れエフェクトを追加しました!
こんにちは!
ハヤえもん開発者のりょーたです。
今回のアップデートでは、「電池切れ」エフェクトを追加しました。
おもちゃとかで電池が切れてきたときに音程が低くなって変なふうになる、というのをシミュレートしている機能です。
聴いてみるととても面白いのでぜひぜひお試しくださいませ。
開発後記
「電池切れ」なんていう全く必然性のない機能をつけて一体何事か!?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、この機能、ハヤえもんには必要な機能なんですね。
ハヤえもんは、「音楽を、もっと楽しく!!」というコンセプトに基づいて開発していますので、音楽をより楽しめるための機能なら何でも付けていきます。
Windows版にも、この「電池切れ」機能はもちろん付いています。
ハヤえもんには必須の機能なんですね。
ぼくは、最近流行りの「聴き放題」系のサービスがあまり好きではありません。
不特定多数の曲をひたすら聴きまくるよりも、大好きな曲を何度も繰り返し聴くという聴き方がぼくには合ってるんですね。
ただ、同じ曲ばかりを聴いているとどうしても飽きてしまうので、色々エフェクトを変えながら何度も楽しむことができるというのがハヤえもんの一番のいいところだと思っています。
このコンセプトをぼくは「ふりかけ理論」というふうに呼んでいます。
どれだけ白いご飯が好きな人でも、毎日食べると飽きるじゃないですか。
これがふりかけをかけたりして味付けを変えると、飽きずに毎日楽しむことができます。
音楽も同じようなものだと思うんですね。
同じ曲を毎日毎日繰り返し聴くとどうしても飽きてしまうんですけど、エフェクトをいじって雰囲気を変えていくと、ずっと繰り返し楽しむことができます。
そしてぼくには、こういう音楽の聴き方が合っているんですね。
そうそう、最近、「エンジニアって論理的に話さないと納得しないから、時として面倒くさいなぁ~」って思った事があったんですけど、会社でぼくが「クリスマスプレゼント、子供に何プレゼントしよっかなー」ってつぶやいたんですね。
すると部下から
「それは、山内さん名義ではなくサンタ名義のプレゼントの話をしてます?」
って聞かれたんですよ。
それでぼくが、
「うん、もちろん。
うちはまだ上の子が4歳、下の子が2歳だからね」
と答えると、部下は
「ぼく昔から思ってることがあるんですけど、サンタっていうシステム、必要ですか?」
って聞いてきました。
まぁ、こんなのは慣れたもんで「でたでた」と。
「何にでも論理を求めたがるエンジニア属性が発動したよ」ってなもんで、いつも通りいい感じの論理をつけて返そうかと思ったんですね。
しかし、これがなかなか出てこない。
「それはアレだよ。
あのー、そのー、うん。
アレだよ。
アレ。
分かるでしょ!?」
と必死で引きのばしつつどんな説明をしようか考えていました。
すると、たたみかけるように部下は
「嘘はついちゃダメって教えながら、何で『サンタは実在する』なんて噓をつく必要があるんですか?」
と。
「それはアレだよ。
うん。
『人は噓をつくから気をつけろ!!』ってことを教えるためかな。
っていうか、違うやん。
ロマンやん?
そもそもサンタとかってロマンやん?」
と説明したところ、部下は
「なんスカそれー」
と笑ってました。
いやー、ぼくの完敗ですね。
こういうのは本当に悔しいです。
「思考停止には陥りたくない! 思考停止にだけは陥りたくない!」と思って日々を過ごしている中、こんなとこにもあったか、と。
「あなたはなぜ、サンタのフリをして子供にプレゼントを渡すんですか?」という簡単な問いに答えることができなかった。
なので、この問いに対する答えを出したいと思って、最近ずっと考えていたんですね。
この問いって結局のところ、「子供にカミングアウトするときに、何て説明するか?」って話とイコールだと思うんですよ。
で、色々と考えた結果、ぼくは子供にこう説明することに決めました。
「毎年クリスマスになると、サンタさんからのプレゼントを貰ってきたと思うけど、そもそもサンタさんって誰なのか、知ってる?
サンタさん、いや、サンタクロースは、4世紀頃、東ローマ帝国の『聖ニコラウス』の伝説が起源と言われているんだ。
ある時ニコラウスは、貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなる家族の存在を知った。
ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れた。
このとき暖炉には靴下が下げられており、金貨はその靴下の中に入ったという。
この金貨のおかげで家族は娘の身売りを避けられた。
これが、サンタクロースの始まりだと言われている。
セント・ニコラウスが国をまたいで伝わっていく中で、サンタクロースという呼び名になったと言われているんだ。
だから、サンタさんはそういう優しい気持ちで人を助けたという伝説を持った人なんだね。
それで、お父さんは『サンタさんみたいな優しい気持ちを持った人でありたい』って、ずっとそう思ってきたんだ。
だから毎年、クリスマスになると君が寝ている枕元にプレゼントを置いてきた。
サンタさんみたいな優しい気持ちを忘れないためにね。
分かるかな?
サンタさんっていうのは、『優しい気持ちを持って、人に何かをしてあげることの大切さ』を教えてくれる存在なんだ。
だから、君にも『世の中には何の見返りが無くても優しくしてくれる人がいる』ってことを分かってほしい。
そして、そんな優しさを持った大人に成長していってほしいんだ。
もし君が大人になって、自分の子供ができたときに、『優しい気持ちを持って、人に何かをしてあげることの大切さ』を教えてあげてほしいんだ。
もう分かるね?
毎年、クリスマスにプレゼントをあげてきたのは、ぼくだったんだ。
そう、ぼくがサンタだ。
そして、今日からは・・・君がサンタだ」
・・・というわけで、今年もぼくは子供にクリスマスプレゼントをあげるのでした。
それでは、引き続きサンタのように優しい気持ちを大切にしつつアプリ開発を進めていきますので、Enjoy “Your” Music with Hayaemon!!
P.S.いつもたくさんのレビュー、ありがとうございます。
ひとつひとつのコメントが、ぼくにとっては何よりのクリスマスプレゼントです。