そろそろ「効率化」をやめませんか?

ABループ画面の波形を2本指によるピンチイン、ピンチアウトで拡大/縮小できるようにしました!

 みなさん、どうもこんにちは。ハヤえもん開発者のりょーたでございます。

 今回のアップデートでは多数の要望を受け、ABループ画面の波形を2本指によるピンチイン、ピンチアウトで拡大/縮小できるようにしました。ぜひぜひお試しくださいませ。

開発後記

 こないだ、いつものごとくApp Storeを「ハヤえもん」でエゴサーチして、コメントを片っ端から読んでいたところ、こんなコメントが見つかりました。

人間性
アプリとしては素晴らしいです。ただ、アプデしてどこがどう変わったか簡単に書けばいいものを、一端のクリエイターが、ドヤ顔で開発後記を長々と。それも中身は薄っぺらく、ただただ何様なんだろうとしか思えない文章。そして悪いコメントは排除みたいな考え方、小物アピールなだけだしやめた方がいいですよ

 いやー、人間って本当に面白いですね。人の個性は千差万別で、同じものを見てもそれに対してイラッとする人もいるし、反対に楽しむ人もいます。インターネットでの個人発信が当たり前になった今の時代、少しでも個性を出せば必ず嫌われます。それは、人が千差万別である以上、当たり前のことです。それならば嫌われたとしてもスルーした方が良いというのがぼくの考えです。

 ただ、ですね。ただ、これからの時代、このコメントのように「他人の人間性に口を出す」という生き方は、大変だろうなぁ、と思うんですね。これまでの時代、人間にはやるべきことがたくさんあって、「効率化」というのがプラスに働いてきた時代だと思うんですね。なるべく短い時間で、多くの成果をあげるというのが評価されてきました。「無駄をできるだけ省く」というのが是とされてきたんですね。

 反対に、「無駄」=悪というイメージをぼくたちは刷り込まれてきたと思うんです。「アップデート履歴はなるべく短い文章で簡潔に、すぐに内容が読み取れるように書くべき!」とかね。これって正論っぽく聞こえるんですよ。「無駄」=悪って刷り込みが強いので。本当はそんなルールがあるわけじゃないんですけどね。

 で、これからの時代を考えたときに、この「無駄なものはできるかぎり省く」という価値観はなるべく早く捨てたほうがいいと思うんですね。これからの時代は、効率化できる作業は機械がやるように変わっていきます。少しずつ、AIを積んだロボットがやってくれるようになっていくんですね。

 それで、「じゃあ人間は何をするの?」っていう話になると思うんですけど、それこそが今までの価値観だと「無駄」と思っていたようなことだと思うんです。効率化とはまったく関係のない部分で、ただ「楽しい」と思えるようなことがすごく大事になってくると思うんですね。

 そのひとつが、ぼくにとっては「長文のアップデート文」なんです。アップデート内容だけを簡潔に書けばいいのに、「もっと目立ちたい」とか「開発者の声を届けたい」とか「もっとユーザーとつながりたい」なんていう理由で、アップデート履歴に長文を書いちゃうような、こういうことがすごく大事になってきます。

 つまり、単純作業をロボットが代替できるような時代に、人間がやるべきことは一見無駄だと思うようなことだと思うんです。「効率化」という観点では、まったく価値がわからないようなこと。「なんか好き」とか、「なんか楽しい」とか、そんなふうに感じるようなこと。

 ぼくは、アップデート履歴を長文で書いていてとても楽しいです。だから、心にゆとりが無い人がみたらイラッとするかもしれません。それでも、やめる気はありません。むしろもっと長文にするための努力をしたいと思っていますし、いずれKindleで出版しようとも思っています。みんなが心にゆとりを持って、「アイツ馬鹿だよなぁ〜、また長文書きやがって」と笑いあえるようになったらいいのにね。

 だって、人の個性が千差万別なことぐらい、みんなもうわかりきったことじゃないですか。少なくともぼくは、自分の価値観と人の価値観が違うというのを理解した上で、ぼくにとってアップデート履歴に長文を書くことは「必然」だと思っていますよ。

 さてさて、「ハヤえもんを100万人に届けたい」を合言葉に、みんなで盛り上げてきましたが、累計ダウンロード数があと何人まできたか発表します! あと82.1万人! いやー、大変! 100万人って途方も無い! がんばろう! みんなでがんばろう! それでは、Enjoy “Your” Music with Hayaemon!!

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