毎朝電車に乗って、会社に行く。そこで目にするのは、スマホゲームに熱中するサラリーマンや学生の姿。頻繁に見かける電車の中での過ごし方は、スマホゲームか、メールやLINEをするか、小説を読むか、目を閉じてウトウトするか。
ぼくもかつて、スマホゲームにはまっていた。LINEディズニーツムツムをやっていた時期もあった。他にもいくつかのスマホゲームにはまった。
今振り返ると、ぼくがスマホゲームにはまっていた時間、それは決して有意義な時間ではなかった。ストレス発散にもつながっていなかった。「せっかくここまでやったし」という惰性でしかなかった。スマホゲームをやることによって、むしろストレスがたまっていた。
皆が皆そうだとは言わないけど、きっとぼくと同じような人がいるはずだ。惰性でスマホゲームをやり続け、その悪循環から抜け出せない人が。
多くの人が、なぜスマホゲームに熱中するのか。それは、スマホゲーム以上の暇つぶしが無いからではないか。スマホゲームよりも楽しくて有意義な電車内での過ごし方があったら、きっとそれをやるはずだ。
そう考えると、悔しい気持ちになってくる。何が悔しいのか。それは多分、ぼくがアプリ開発者だからだ。アプリ開発者として、ゲーム以上に面白いエンターテイメントを提供できていないという現実を突きつけられるからだ。