どうもー!ハヤえもん専属デザイナーのうめぼしです!!写真はちょっとビターな『大人のたけのこの里』!美味しいねこれ!!今日はホワイトデーだったけど関係ないです。というか完全に忘れてました!まぁいいか!
話は急なんですけど、よく自己紹介で「好きな食べ物」の質問になる事ってありますよね。私あの手の質問がめちゃくちゃ苦手です。あとは「好きな歌手」とかね。
子供の頃は好きな食べ物聞かれたらよくラーメンとかソフトクリームとか答えていたんですけど、実際にそれ今も好きなんですけど、ラーメンにしろソフトクリームにしろ、すごく多様化しましたよね。昔はしょうゆ味だけだったラーメンも、今では味噌、塩、とんこつ、とんこつ醤油、あとなんか辛いやつとかトマトラーメンとか…種類が多すぎます。
それなのに一口に「ラーメンが好き!」と言い切ってしまっていいのだろうか?という話なんです。
私は激辛ラーメンなんかまず食べられません。ごめんな。あとつけ麺。キミはラーメンなのかい?ポジションがよくわからないぜ。うん。イケメンの話はしてない。
そんでソフトクリーム。最近では、「わさびソフトクリーム」なるものがあるそうじゃないか。そういうのを「イロモノ」というんでしょうけど、引き合いに出すのやめてくれ。私がイメージしてるのは健全な純白のバニラソフトなんだ。
てな具合です。
先月、ハヤえもんのアップデート文にあった「緑茶パンの悲劇」。まさにそんな感じです。自分の想像してる「適当なパン」と相手の想像してる「適当なパン」は合致しているとは限らないんですよね。
「パンはパンでも食べられないパンは?」ってなぞなぞじゃないですけど、りょーたさんにとっては、それがピンポイントに「緑茶パン」だったわけです。何度も言いますけどこの話ほんと面白かったんでまだの方はぜひ読んでくださいね。
「適当」を相手に伝えようとすると、実は自分自身が日頃からとても詳細な判断基準を持っていることに気が付きます。
相手と普段からコミュニケーションが取れてると、「この人にとっての適当はこういう事だな」ということがわかってくるとは思いますが、大体は想像できないか、違うものを想像してると思うんですよね。でなければ最初から違和感が生じたり、トラブルが起きたりすることはありません。合ってたらラッキーくらいに思っていた方がいいと思います。
そんなわけで、自分の想像するラーメンと相手の想像するラーメンは違うかもしれないじゃないですか。激辛ラーメンとかつけ麺とかは極端な例かもしれませんけど、それでも可能性はゼロじゃないわけです。
ちなみに私には好きな中華屋さんがあって、そこのラーメンならしょうゆも味噌もとんこつも美味しく食べられます。あとは食堂とかで出てくるような、ちょっと麺がふやけててわかめとコーンとメンマとネギの乗ってるしょうゆラーメンも割と好きです。カップラーメンもたまに食べます。
でもね。「ラーメン好き!」と聞いて「ラーメンって言ったな?てことは激辛ラーメンも喜んで食べるんだな?」みたいな意地悪な発想を持つ人も中にはいるかもしれない。
おい。自分で書いてて疑心暗鬼ですかよ。違うんですよ、そういう話じゃなくて。
私、好きな食べ物についてりょーたさんが「ウニ!」と即答できるのって、割とすごいなと思ってます。まじかよ。ウニならなんでもいいのか。美味しいウニを食べてしまったらスーパーの安売りのウニが食べられなくなるのではないか。みたいないらぬ心配をしたりします。ほんと文字通りいらぬ心配なんですけども。
そういう、絶対にブレない食べ物が自分の中にあるとしたら、私は特定のメーカーが製造している特定の商品名を挙げることになると思います。
え?疑心暗鬼?本当に待って、最後まで読んでお願いだから!これからいい話まで行くから!
だって、一口に「ポテトチップスが好き!」って言っても、いろんなメーカーからいろんな商品が出ていますよね。同じ商品名でもいろんな味が出てるじゃないですか。自分の中で、それをどんどんピンポイントに絞っていかなきゃいけないんですよ。まぁ、いけないってことはないんでしょうけど、それぐらい一つ一つにこだわりを持って選択してるってことなんです。
そう、「こだわり」です。やっと出たねこの単語。好きなものに対して「こだわり」があると。
好きなラーメンにも「こだわり」があるし、好きなソフトクリームにも「こだわり」があると。そういうことなんですよ。だから毎回、めちゃくちゃ歯切れの悪い回答になってしまう。
「好きな食べ物なに?」
「え〜っと(思考中)、麺類かなぁ(思考中)、らーめんとか(思考中)、スパゲッティも好きですね(思考中)、うどんとか蕎麦とか(思考中)…気分にもよるけど…(思考はつづく)」
んんんん〜〜めんどくさい!!自分で自分がめんどくさい!!
この思考の中にも、味とか具とか麺の太さとか硬さとかそういう「こだわり」が延々と駆け巡ってくるんですよ。私は会話のテンポも遅いし割とぼーっとしてるように見られがちなんですけど、脳内では無限の選択肢を総当たりにしていって、自分の中の「こだわり」を導き出そうとしてしまう。
でもこれ割と最近気が付いたの。自分でもなんでこんなテンポ感がないのかって疑問に思ってたよ。質問に対して真面目〜に考え込んじゃうというわけじゃないし、「気楽に考えて」と言われてそうできるような問題ではないですね。「こだわり」の問題。
あと、答えに間が空いてもスルーしてるわけじゃないよ!考えてるんだよ!考えてる間に別の情報が入ってきたら忘れちゃうけどね!(ごめんなさい)
で、好きなものについて話し始めると、例外についても触れておきたくなって、「好きなものを聞かれたのにいつの間にか嫌いなものについて話していた」という逆転現象まで起きてきます。
「好きな寿司ネタなに?」
「マグロとサーモンとー、でも漬けマグロは苦手だしスモークサーモンは苦手でー…」
あ、めんどくさいねこの人。ザ、めんどくさい。
知ってますよ、そこまで厳密な回答が求められてるわけじゃないことくらい。知ってますよ!!でも脳内で連想ゲームが始まっちゃう。いやその連想ゲーム、1人で完結しないで相手とキャッチボールできないのか。できません…苦手ぇー…。
でも一つ私にとって嬉しい質問方法があります。
いや、嬉しいっていうと変ですね。答えやすい質問方法ですかね。
今までの質問は、回答を全面的に相手に委ねる「オープン・クエスチョン」というんですが、AかBかで選択肢を絞って質問する形を「クローズド・クエスチョン」といいます。単に「オープン型」とか「クローズド型」といったりもしますね。
この、「クローズド型」の質問だと、個人的にめっちゃ答えやすいんですよね!!
例えばお菓子の「きのこの山」と「たけのこの里」って昔から派閥?みたいなものがあって、これには明確に答えられます。
私は「たけのこの里」の方が好き。
たけのこの里って、ビスケットにチョコレートが程よく馴染んでいて美味しいんですよね。食感も優しい感じでホットのコーヒーや紅茶なんかと一緒につまむと口の中をじんわりと解けていく。好き。
きのこの山、あっちはカリカリのプレッツェルとチョコレートがあれば似たような食感が再現できそう。代用が効きそうなんですよね。そんな理由です。
でも派閥化すると、対立しやすいのが難点ですよね。私自身は「たけのこの里派」ですけど、たまにきのこの山を食べる事だってありますし、もし「きのこの山自体をなくそう」とか、「きのこの山を食べてる人を軽蔑する」とか、そんな事が起きたら私は悲しいです。そんな事のために世界が分断されるなんて悲しい。
…なんの話でしたっけ?
そうそう、「クローズド型」の質問の話でしたね。「クローズド型」の質問には、AかBかで選択肢を絞る以外にも、「はい」か「いいえ」かで答えられるようにする質問形式があります。
この時、安易に「ラーメンは好きですか」と聞かれたらやっぱり困るのが私です。「あ、はい…(え〜好きなものもあれば嫌いなものもあるし…え〜…)」ってなります。めんどくさいですね。自分で書いててとてもめんどくさいなと思ってます。ええ。
別にこうしろってわけじゃないんですが、「好きなラーメンは何かありますか?」これなら「はい」と即答できますね。
えーっとえーっと…
明朗な回答ができる質問の仕方って、奥が深いです。
でも一つのことを掘り下げていくのは好きなので、そういう回答でいい場合は「オープン型」でどんどん質問してほしいなと思ってます。テンポが重視されない雰囲気は割と居心地がいいと感じるので。
今回は以上ですが、この「こだわり」、何かの役に立つ時が来るといいなぁと切実に思ってます。
きっと!類まれな特殊能力か何かだと!!思いたい!!!!
はい。
ではまた!!