どうも、ハヤえもん専属デザイナーのうめぼしです！イラストは私が描いたかばんちゃんとサーバルちゃんの線画！
今日はツイッターで、こんなつぶやきをしてみました。
ここ最近、頭の中で「勧善懲悪」というワードがぐるぐるしてる。アンパンマンだって勧善懲悪だって言われているけど、「懲悪」は子供にも真似できるよ。炎上案件で鬼の首とった気になって一時的な快感に浸れたとしても、「勧善」はどこにあるんだよ。私はそれを探してる。ずっと。
— うめぼし@ハヤえもん×SUZURI新作登場！！ (@UmeboshiKantaro) March 7, 2018
アンパンマンには、パンを分け与えるという「勧善」がある。どうしてもばいきんまんと戦う「懲悪」の方に目が行きがちだけれど、困っている人に寄り添う「勧善」がある。セーラームーンだって、孤立していた友達（のちのセーラー戦士たち）にうさぎちゃんが声をかける「勧善」が描写されていた。
— うめぼし@ハヤえもん×SUZURI新作登場！！ (@UmeboshiKantaro) March 7, 2018
けものフレンズに至ってはすごい。確かに数回セルリアンと戦う描写はあるものの、ほとんどかばんちゃんがフレンズたちと日々「勧善」を重ねてきて、最後にきちんとクライマックスの「懲悪」が生きてくる。
ツイッターとかで炎上してるのを見ると、その懲悪の裏でいつもどこかに勧善を探してしまう。— うめぼし@ハヤえもん×SUZURI新作登場！！ (@UmeboshiKantaro) March 7, 2018
私、たまにこういう哲学的な事を考えるんですけど、たぶん何か1つのキーワードを掘り下げて考えるのが好きなんですよね。
というわけで、今回は「勧善懲悪」をキーワードに、身近なものについて分析してみました。
アンパンマンにしても、セーラームーンにしても、けものフレンズにしても、「勧善」と「懲悪」を分けて考えると面白いんですよね。きっとどっちもあるからエンタテインメントになるんだと思います。
ツイッターなんか見てると、日々様々な問題の指摘が上がっています。特に炎上と呼ばれる現象、これは、勧善懲悪でいう「懲悪」の部分ですね。言葉によって悪を懲らしめようというわけです。
でも自分の場合、そういった「懲悪」だけだと負のエネルギーにやられそうになります。分かりやすくいうと、疲れます。なのでその懲悪の裏で「勧善」している人たちを探してしまうんですよね。ツイッターでは、絵を描いて見せてくれる人や、音楽を聴かせてくれる方たちがいますよね。豆知識を教えてくれたりとか。すごいですよね。心が潤います。
そう、「懲悪」って、どうしても心は潤わないんですよね。マイナス部分を見つけてそれをゼロにすることはできるかもしれないですが、プラスにはなりません。懲悪は、悪の対象が排除されると、また次の対象を探すことになります。正直、人のアラなんか探し始めたらいくらでも出てきますし、時に「ブーメラン」といって、自分のアラに刺さって自滅するケースもあります。
対して「勧善」は、ゼロをプラスにする力があります。ただ、絵とか音楽とかって好みは人それぞれなので、時に「地雷」といって、うっかり自分の苦手な表現を見てしまったりします。しかしそれはあくまで事故なので、嫌いなピーマンを責めるより、自分の欲しい食材を見つけるためのアンテナの精度を高めることに注力した方が良いですね。話が逸れましたが、「勧善」とは基本的にクリエイティブな事だなと思います。
まぁそんな具合に、ツイッターには勧善と懲悪、どちらも揃っているなと感じました。ツイッターもエンタテインメント性が高いなと思いますね。
今度は、血液を無理矢理「勧善」と「懲悪」に分類するとします。そう、我々のからだの中を流れる、血液です。血液には、赤血球と白血球がありますよね。
「勧善」にあたるのが赤血球。赤血球が日頃から栄養をからだの隅々まで運んでくれることで、元気に過ごせます。
対して、「懲悪」にあたるのが白血球。白血球は外敵や侵入者をやっつけて排除してくれることで、ほかの細胞たちを守ってくれます。
赤血球と白血球、「勧善」と「懲悪」、血液中にも、どちらも必要なんですよね。だけれど、どちらかに偏りすぎると組織は維持できなくなります。
お腹がいっぱいの細胞に無理矢理栄養を押し付けても、それは迷惑になります。需要がないのに押し売りしても、それはクリエイティブではありません。アンパンマンも、お腹が空いてない人にパンを押し付けるようなことはしませんよね。
そして、外敵でもないのに過剰にやっつけようとしていたら、それは「アレルギー」になります。下手をすればほかの細胞を守ってくれるどころか、ショックを起こして死に至ります。アンパンマンも危害が及ばない状況ではばいきんまんを執拗に追いかけたり、バイキン城に乗り込んだりはしません。
そんなわけで、自分はたまにどっちかが過剰に働いてないかな、と自問自答しますね。あの時はちょっと押し付けがましかったなとか、さすがにキレすぎてしまったなとか、そんなことを時折思い出して反省したりしてます。
でも自問自答しているうちに、これを取捨選択する時の基準が見えてきたので、いくつか書いてみますね。
・自分の生活に直接支障があるかどうか
これは1番分かりやすいですかね。メディアで芸能人がどんなに炎上していても、私の生活にはなんら支障はありません。当事者間で解決するようなプライベートな問題に口を挟んでも、私の生活にはプラスになりません。なのでこういう類の話はスルーします。
・自分の専門分野、得意分野で知恵を出せるかどうか
私自身の得意分野で知恵が出せる場合、炎上鎮火に貢献する事にメリットがあります。
でもこういう説明をしようとする時ってだいたいツイッターの文字数にはまとめられないので、自分のブログに書く事になります。
この時は、図を描いたりしてかなり長文になりましたが、「分かりやすかった」とコメントをいただけたりしました。
これがまた例えば全く別の野球界だとか相撲界だとか、そういった私にとって専門外の業界の話になってくるとお手上げなので、炎上しててもスルーですね。
現時点では、こんな感じですかね。２つしかなかった！
勧善懲悪とその取捨選択、なかなか面白い題材なので、まだ発見があったら書いてみますね。
ではまた！