ハヤらじ第12回にて、りょーたさんと2人で語った「リリース力」。
私にはリリース力が足りない。もっとリリース力を磨きたい。リリース力を高めていきたい。
以前うつになって、仕事を休職したことがある。
大好きだったはずの音楽も聴けない、絵も描けない、食べ物の味もわからず、何も手につかず、記憶も歪んでいき、白黒の世界だった。
そこから、私の世界にだいぶ色彩が戻ってきた。
まだなかなかカラーの絵は描けないけれど。
音楽を聴く、絵を描く、ものづくりの楽しさは思い出せるようになった。
でも相変わらずリリース欲がないなぁと思う。
どういうわけか、絵を描いていても、描くという行為自体が楽しくなってしまって、一向に仕上がらない事がある。
どういうわけか、ブログを書いていても、作文そのものが楽しくなってしまって、一向に仕上がらない事がある。
どういうわけか、ラジオを編集していても、編集作業自体がが楽しくなってしまって、一向に仕上がらない事がある。
そんな状態に、しばしば陥る。
私は、見てもらいたいという動機がなさすぎるのかもしれない。自分が見て、聞いて、それで自己満足の世界に浸りたいだけなのかもしれない。
りょーたさんは、それを「ピュア」だって言ってくれた。
だけれど。
今までは自分が楽しめればいい、と思っていたけれど、それは見てくれてる側からしたら「ケチ」な話なのかもしれない。
愛されるより愛したいとか言ってる場合ではないのかもしれない。
「リリース」って、「手放す」って事だ。それってすごい。
ずっと抱えていることによって私の「楽しい」という気持ちが保たれるわけでもない。
逆に、手放すことによって私の「楽しい」という気持ちが脅かされるわけでもない。
今まで私が抱えていてずっと行き場のなかったもの達は、ひょっとしてもっと旅をしたいのかなぁ。
色んな人の目に触れて、色んな人の手に渡って、成長したいかもしれないよね。
悲しいけれど、うつになる前の私には戻れないし、また新しい自分を構築していくしかないのだと思う。
ここへ来れて、周りの方たちのおかげでだいぶ刺激を受けたけれども、これから徐々に色々試していってみたいな。
そんな事を思ってます。