http://hayaemon.jp/blog/archives/1937
二
ああ、良かった。
誰もいなかったんだ。
ドゥナが聞かれてなくて、本当に良かった。
2...
三
「ただいまー、って誰もいないか」
そう、今日は両親の結婚記念日だ。
1年に1回、必ず訪...
五
ダメだ。
あたしまた暴走してる。
ドゥナなんて、この人に伝わるわけないじゃん。
ドゥナがDNAの事を表すなんて、この人は知らないんだから。
あっぶね。
事前に気づいて良かったー。
完全にクレイジーな人になるとこだった。
おクレイジーになるとこだったわ。
結局、『ハヤえもんってなんですか』だけでリプライを送った。
すると、すぐに返信があった。
『アプリですよー。音程変えれたり、ボーカルキャンセルできたりして、カラオケの練習に便利なの』
ふむふむ。
なるほど。
アプリでカラオケを練習か。
それは考えなかったな。
あたしはドゥナのせいばかりにして、「カラオケを上手くなる」という事から逃げてたんじゃないだろうか。
友達から誘われても、「恥をかきたくない」って理由でカラオケにいくのを断ってたし。
試してみよう。
ハヤえもんを、試してみよう!
さっそくあたしは、ハヤえもんを落とした。
あたしはもう、ドゥナのせいにはしないんだ。
それにしても、ハヤえもん……。
変な名前!
六
「ねぇ、美沙。今日、帰りにお茶してかない?」
「え、やだ。カラオケ行こうよー」
「...